クリスマス。クリスマスが近づくと、クリスマスツリーやリース、サンタクロースの人形などを町で見かけることが増えます。そんな時期、幼稚園でも子ども達が、クリスマスの話題になります。
今年、子どもから「せんせー、ツリーつくりたい。」「かざりもつくりたい」という声がいろんなクラスであがっていました。クラスだよりから、そんな声から始まった、折り紙などの制作の様子をご紹介します。
年少つくし組のおたよりから「サンタさんとかー、ツリーとかー、雪とかトナカイ作りたい♪」
「サンタさんとかー、ツリーとかー、雪とかトナカイ作りたい♪」という声が上がってきていたので、自由遊びの時間の中で、折り紙で三角と四角に折ると作れるツリーを作って飾り始めました。
すると「雪も降らせようよー。」貼ったり、上からぶら下げよう、と雪を自分のハサミで丸く切ったり手でちぎったり。「くっつけたら雪だるまになったー!」と作った雪でも組み合わせて楽しんでいますヨ。
雨だったことから、「てるてるぼうず作りたい!」とも作って行きました。
次の日、朝から「トナカイもつくりたいの!」と自分なりに作って飾っていく子がいたり、壁面の上の方に飾ってあったサンタさんの袋に「プレゼントを入れたい!」と子ども達が折り紙でプレゼントを作ってくっつけていたり・・な、楽しい様子がいっぱいありました。
サンタさんは、お集まりした後、みんなで作って行きました。白いところを出して、三角に折って広げるところまでは、皆、余裕?!次の、「端の部分を真ん中の線に合わせて折る」の所が難しそうでしたが、先生達と一緒にやってみたりしていくと、少しずつできていって、体を組み合わせて形がより見えやすくなると、クレヨンで目を描いたり「ひげ付けたい!」「手と足も付けたい!」「プレゼントの袋も!」とそれぞれ描いたりつけたりするのも楽しくなっていく様子もありました。
年中もり組のおたよりから「サンタクロース作ったよ!」
みんなでサンタクロースを作りました。これは、折り紙一枚で作るサンタさん。(また、次回折り紙2枚で作るサンタさんも教えようかな、と思っています)
ちょっとおたまじゃくし(1学期に作っています)を作ったやり方と似ているんですよ。壁には大根の絵が飾ってあるので、お部屋の真ん中に吊り下げて飾っておりますっ
お家で作った子、いるかな?「今日は学校みたいにして作ろう!!」というと、椅子を机にして、さっと座ります。1つずつ、1つずつ、みんなが出来たら次の工程に行きます。
『椅子を机にして』というのは独特かもしれませんが、机に座るのと違って全員が同じ向きを向けるので、折り紙などを作るのに使う時があります。(小さい組には難しいので、小さい組は机を使います)
一人2こ作りました。(もっとの子は何枚でも)「いろんな飾りも付けよう!」と、折り紙のツリーの場所もつくりました。星、切り紙、サンタ、プレゼント、ステッキ。やりたい子が作って飾っていますよ。
年長そら組のおたよりから「クリスマスたのしんでいます」
Aくんがお家から持ってきた本にのっていた、ドングリや木の実のリース、自由遊びの中で作って行く子たちがいました。他にも、一斉活動でサンタのブーツを折り紙で作りました。
ツリーに飾ってお部屋がステキなクリスマスになりました。今までに作ったサンタやトナカイなども含めて、本日、すべて持ち帰るので、ぜひ、お家でも飾ってみて下さいね!
園長先生のつぶやき
自由遊び、とあるのは、その通り自由に遊ぶ時間です。この時には、やりたい子がやりたい遊びをしているので、その中で折り紙などをしたい子がやっていた、という事です。一斉活動とあるのは、自由遊びの時間が終わってみんなで集まったときのことで、この時の活動は全員で取り組みます。
年少組のクラス、自分達でどんどん作る、つくる!たのしい雰囲気に包まれていました。足も欲しいとか、プレゼントもいる、というのが面白いですよね。その意欲、良し。
年中組では、ツリーを作りたい!という子がいたクラスで、立体の段ボールを使ったツリーと大きな紙に描いたツリーの両方を作っていたクラスもありました。
年長組は、こんなの作りたい!が、ちょっと技術の高いものになっていくんですね。元々、折り紙のサンタとトナカイやプレゼント、など何回かに分けるくらいの物を用意しているのですが、今年はリースなど子どもが作って行ったものがなかなか根気のいるものになっていました。
今年はどの学年も、子どものリクエストによって制作していたので、各クラス本当にバリエーション豊かな飾りが出来上がっていました。
子どもがやってみたいと言う事、ありますよね。それを実現できると、先生としてもちょっと嬉しくなります。それが、保育室の壁を飾り、毎日見えて、さらに子どもも満足の出来!となれば、いう事無し、見るたび嬉しくなりますね。
なかの幼稚園の保育室の壁は、グレー。これは、前の理事長先生が保育室のデザインを考える時に、
「子どもが主役で、子どもがいて完成される保育室であってほしい」
という理念から選んだ色です。まさに、子ども達の作品を飾って引き立つ色。子どもが主役、がこんなところにも活かされています。