東京では、10月15日に願書配布があり、11月1日に願書の受付があるので、幼稚園に入園を希望する方は、ほぼそれまでに「どこにしようかな」を決めることになります。
というわけで、二学期は「園選びの重要な時期」です。
もうすでに、各幼稚園のプレクラスに通っている方もいるかと思いますが、もしまだ入園先を決めていなくて迷っている方にはぜひ知っておいてただきたいことが3つあります。
子どもの通う園(「園」、は幼稚園、保育園、子ども園、全部をひっくるめてこう呼ばせてもらいます)を選ぶ時、大事なことは、、、
- ホームページだけではわからないことが多い!
- 自分の目で見て子どもと一緒に体験!
- プレ保育は想像を超えるメリットばかり!
それでは、詳しく説明したいと思います。
1. ホームページだけではわからないことが多い!
(写真:実ったかぼちゃをどうするか?採ってみて相談中)
ホームページでは、その園の事は実はよくわかりません。なかの幼稚園でも、ホームページを充実させようと頑張ったりブログやインスタグラムで発信していることもありますが、はっきり言って他の園との違いは言葉と写真ではわかりにくいこともあります。
例えば、なかの幼稚園では、ホームページやブログで、
「個性やその子らしさ、実体験からの学び、子どもが楽しく過ごす」
などを大切にしています、と書いています。さて、その他の園を見てみると、、、きっと、同じようなことを書いていると思います。
そうなんです、だって、幼児教育に関わるものとして、基本の願いと理念ですから。写真も、普通は楽しそうな子どもの写真を選ぶので、似たり寄ったりになると思います。
さて、ここで大事なのは、「理念はわかった!じゃあ、実際の子どもの生活は?」です。
『理念はそっくりでも、実際の生活はびっくりするほど違う!』
という事があるのです。このちがいは、ホームページや文書、または口コミでさえも、実際の様子は伝わらない事が多いのです。では、どうするとその違いがわかるのか?ですが、これが次です。
2. 自分の目で見て子どもと一緒に体験!
自分の目で見て、子どもと一緒に過ごしてみる、というのが一番わかりやすいと思います。コロナで、見学や体験が難しいところですが、ここはなんとか機会を見つけていただきたいです。
いくつか見てみると、自然とその園の生活の違いがわかるのではないでしょうか。また、ホームページなどには載っていない事も知ることができます。ホームページにあることは、その幼稚園が力を入れていることなのですが、「力を入れていないことに特徴が隠れている」こともあるようです。
最近、なかのでは「先生の笑顔が素晴らしい!」と褒めてもらう事が何回かありました。これは見学に来た保護者の方や、たまたま転園した方がポロっとこぼした感想から、違いに気が付いたことなのですが、「ああ、なかの幼稚園が普段普通に過ごしていることが特徴になるんだな」と教えてもらいました。
え?ホームページだとどの園も笑顔の先生が写っている??そうですね、だから私も、どの園も同じで先生の笑顔が出るような生活だと思ってました。実際に他の園となかのを見てきた保護者が教えてくれるまでは、、、
【見学】月に一度説明会を設けています。その月のお知らせに載せてます。また、二学期は見学会を水曜日に行っています。どちらも、電話でお問い合わせいただければ直近の開催日をご案内いたします。また、申し込みは、電話又はホームページのメールフォームからお願いします。
【体験】なかの幼稚園のプレ「親子の広場」は、初めの一回は無料となっています。通うかどうかわからない、という時でも一度体験できる。大事ですよね。
3. プレ保育は想像を超えるメリットばかり!
さて、園のことがわかったら、入園する園を決めて、、、そのあとは?です。実は、最近、プレ保育の重要さがわかってきました。
なぜそんなに力説するかというと、、、
まず子どもの違いとは、「広場」に来ていると、自然と場所に慣れ、遊びに慣れ、遊びたい遊びが見つかるようになります。すると、4月にいざ幼稚園生活がスタートしたときに安定感が違います。
人生で初めてお母さんと離れて過ごす、という子もいると思いますが、その時に知っている場所か知らない場所かというのは大きな差です。
ドイツの保育理論で、20回の馴らし保育を大人と子で通うというのがあるそうです。馴らし保育をしているか、していないかで、その後の半年間の病欠日数や能力の発揮に差が出る、という事があるそうです。
なるほど!なかの幼稚園は図らずもというか必然というか、プレ保育を親子で通う事での安定をしっかり作っていたのですね。
そして、親は何が違うのかというと、親同士も通ってもらうので、
- なかのの生活を知れる=入園して子どもだけで通ってもイメージがわく安心感
- 親同士が知り合いになれる=ママ友は、怖いわけではないのです!頼りになるのが同じ世代の子を持つ親同士ですぞ。
- 子育て講座などもするので、子どもとの付き合い方がわかってくる。わかってくると、イライラや不安が減ります。
(写真:「親子の広場」のヒトコマ。お母さんの悩み相談。こんな時みんなはどう?を聞いてみる)
「自分の時間が欲しいから、プレは子どもだけで預けられるところにする!」という考え方だと、この大事な安定や安心を築く期間を失ってしまうかもしれません。
決して脅かしているわけではなく、急がば回れ!基礎となることはしっかりしておいた方が、後に発揮するのを見ているので、それをお伝えしたいのです!
もちろん、時間や状況が許さない方もいますよね、、、引っ越しでの転園、など。それはその中での最善が出来ればいいのです!
園長先生のつぶやき
(写真:自分の作った椅子で集会に参加中)
なんで、こんなブログを書いているのか?ですが、、、
コロナや保育料無償化ということがきっかけだと思うのですが、転園が多いここ数年なんです。そして、問い合わせの後に見学をしてみてほとんどの方が「過ごし方が違うんですね」とおっしゃいます。
「どこに行っても同じでしょ?だったら習い事や勉強などやってくれると楽だな、、、バスが便利がいいな、、、手間がかからないほうが得だな、、、」
という基準で選ぶのではなくて、「あの園はこんなだった、この園はこんなだった、では何を大事に選ぼうか」と、中身の違いで選んでいただきたいな、と思うのです。
そして、大事な幼児期です!せっかく、通う場所を選べるのですから、納得の時間を過ごせる場所にしませんか?
学校では、多くの子が公立の学校に通うと思います。公立の小学校の良さは、同じ科目や同じ内容などある程度一定の生活が保障されている所です。
一方でその前の幼児期は幼稚園、保育園、子ども園、「ご家族で選ぶ」ことができます。
それは公立の小学校の良さと反対の良さ・違う生活を選べるという事があります。せっかく、自分の子どもを通わせる場所を選べるのですから、体験してほしい生活を選んでみてください!