前回の記事で、もり組の劇「てぶくろ」に関するお話をさせて頂きました。その後も、何回か、みんなで絵本を読んだり、劇のようにお話を追って楽しんだり。また、登場する動物たちのお面を使ってお家ごっこになったり。
そのうちに、「ここは、どうする?」なんて場面が出てきます。そんな時には、みんなでどうしようか、考えてみます。
「てぶくろ」さらに面白い表現も出てきました!

てぶくろのおたのしみ。子ども達曰く大成功していますよ!おはなしで何回か遊んでいるうちに、また面白い表現も出てきました。
ねずみは「ちゅーちゅー」と言いながら歩いたり、かえるは「ケロっ!」と言いながら跳んだり。てぶくろに入る時に動物のまま入っていたり。各々の子ども達がこんな風に表現していくんだなーと思って見ています♪
たくさんの発見もありました..!

発見 その1
てぶくろに入る前の動物。動物の家とてぶくろは遠いんだけど…、ぐるぐるぐるぐる周りすぎて全然入らなーい!そのあと出番の動物達も「まだー?!」「ながーい!」となっていました。
終わってからの話で…途中うさぎのAちゃんが1度止まったのです。






先生が試しにおしゃれぎつねになって10 回まわってみると..てぶくろの中のみんなは退屈そう。〝10 回は長いね!〟となりました。
今度は2回で周ってみると..


次は2回でやってみて、また考えようということになりました。
…ちなみに、この2回まわる!ですが、かえる達にも2回周ってもらいました。すると、ピョンっ!ピョンっ!と跳ねながら周るかえる達。とっても大変なのです…。1周回ったかえる達はもうへとへと…。カエルは1回周ることにしました!
発見 その2

オオカミだったBくん。「待ってー!まだBくんついてないよー!」と困っていました。何人かいる動物達。どうやらまだBくんがてぶくろに着く前に、ほかの動物達が「だれだー!」と喋り始めてしまったようでした。



ということで、動物達がみんなてぶくろに到着したら喋り出すことにしました♪

こんな感じで、他にも色々な話が出ていました。昨日、もり2組のてぶくろが、布ではなくダンボール製のてぶくろだったのを見て、CちゃんとDちゃん「ねぇみんな!てぶくろ作ろう!」と提案してくれました。
「いーよー!」の子が沢山!Bくん「えー、ふかふかのてぶくろがいいんだよー」の声も。そうかーうーん..と考えていると…

と考えてくれました!「それでやってみよう!」ということになってます♪
園長先生のつぶやき

*年長組さんの劇練習
ことばで「どうしたらいいかな?」といって、「○○すればいいんだよ!」とことばで返す。

一年近く一緒のクラスで過ごしてきた、しかも5歳のころ(年中組さんは、この時期はクラスの大半の子が5歳の誕生日を迎えています)、だからこそこんなことができるのだろうと思っています。この時期だからできること。成長を感じますね。
年長組になると、さらにもう1ステップあがって、登場する役の気持ちを考えたり、自分と違う「役」としての表現を考えたりします。セリフの長さも見事なものです。