なかの幼稚園の未就園児クラスは、「親子の広場」と呼んでいます。「親子の広場」では、同じころのお子さんを持っている親同士、話し合ったり知り合ったりできるといいなという願いがあり、理事長先生が「広場サミット」と名前を付けてくれたお家の人の話し合いがあります。
話し合ってみる、という事なので、答えが見つかるとは限りませんが、「ヒントになったり助けになったりしている」と思います。
今年、2020年はなかなかゆっくり時間が取れなかったのですが、7月4日に開催してみました。今回のお家の人たちはどんな悩みがあったのでしょう?
今回、画像などは悩みの内容とは直接関係はありません。広場や幼稚園での様子からの写真です。
7月4日「広場サミット2020」が開催されました!
- 上の子優先がなかなかできず、しかってしまう事が多くいつも後悔してしまう
- 高いところからのダイブ、兄のマネして容赦ないです…。
- あそびからごはんへの切り替えの仕方
- 遊び食べが始まったらどのタイミングで食事を下げるか
- 家が離れていて…家の近くの園か、なかのかと悩んでいます。小学校へ一人で進学した経験のあるママさんアドバイス聞けたら嬉しいです
- 幼稚園が終わったらなにしてますか?
- おむつの事
という事でした。そこで、話したいこと?で手を挙げてもらい、一番多かった「兄弟の子育てに関して」と「幼稚園の後何してる?」を話しました。
兄弟の子育てに関して
「上の子優先がなかなかできず…」
「兄のマネしてあぶない…」
「幼稚園の後、何してます?」
- 工作、さんぽ
- テレビ(ドラえもん。1時間の間に母が支度)、工作など
- ストライダーで体をうごかす!!ストライダーで小学生の姉の帰りを迎えに行ってみたり。テレビも。
- 姉とあそぶ。コロナ自粛中は、学校がなかったので姉たちが見てくれた!
- 帰ってきたらおやつ、そのご時間決めてテレビ(1時間)、レゴ、トミカ、庭であそんでいる。
- テレビ(ウルトラマン) 、さんぽ
- 庭あそび、虫
- テレビ(ポケモンの録画)
- (小学生の兄たち)学校から帰ってきたら、明日の用意して、それから
- ゲーム(週6時間・一日最大2時間までの手持ち時間を、自分で考えて使う)虫取り、サッカー
おまけの議題「おむつが取れない…どうしてますか?」
手を挙げてもらうと、パンツの人も、おむつ(紙パンツのことです)の人も。違う時間で同じことを聞いたときは、ほとんどの子がおむつ。さて、と話しはじめました。
園長先生のつぶやき
トイレの事。後日、この話をしたら別の方が教えてくれました。
「うちも、おむつなし育児をしていたから、生まれてすぐからさせてた。ちゃんとしますよ。大人がおむつにしてって言われても、したくないのと同じ様に、子どもも本来ここ(お尻あたり)におしっこくっつけてるとか、自分を汚してるとかって不自然なんですよね!」
という事。なるほど。「おむつなし」という考え方もあるんですね。そして、出てもそのままでいるという紙パンツは不自然なことという話も納得でした。
幼稚園で一緒に勉強会などに参加している保育園の保育士さんからも聞いたことがあります。
「一番早いのは、0歳。首が座ればおまるにかけられる。昼寝後におむつを見て、まだだったらおまるに座らせれば出るし、そこで『でたね、よかったね~』と伝えれば、これは良いことかと伝わる。そうすればすぐ。一番取れないのは、大きくなってからの子。平日取れてきても、土日用事があったりして紙パンツに戻るから取れるまですごく時間がかかる…」
保育園の乳児で何人もトイレのことを付き合ってきた先生の話「0歳から!」というのがビックリしましたが、実感なんでしょうね。0歳ではないのですが、幼稚園で3歳以上を見ていると、よくわかってからのトイレトレーニングだと、
と不安な様子が強くなり、大変そうだな、という事が多々あるみたいです。こじれるというか。よくわからないうちに、こういうものだよ、と、パンツで生活してしまう方が、大変なようで簡単なのかもしれない!と思います。手間がしばらくかかるだけで、心理戦にならない分ややこしくないみたいです。
もう一つ、脱ぎ着しやすい服、というのもポイントみたいです。写真は、年長組ですが、凝った服ではないけれど、自分で扱いやすそうです。自分で自分のことができる、というのは自信につながります。それをやり易くしてくれる服、という視点もありですね。
広場サミット。悩みの相談でもありますが、いろんな人のお話を「へえ~そういうこともあるんだ」と聞ける場が、大事なんじゃないかな?と思っています。
いろんなお家の人の、いろんな話。同じような話も、違う話も。それでも、正解がわからなくても、同じくらいのお子さんを持っている人同士がつながっておしゃべり出来る事って、心強いですよね。
始めまして、八王子市登録のおむつなし育児研究所認定おむつなし育児アドバイザーです。
なかの幼稚園さんで取り組んでいるおむつ外しの取り組みや園長先生をはじめとする先生方のお考え、とてもすばらしく感動致しました!!!
よろしければおむつなし育児アドバイザー専用Facebookでこのお話をシェアさせていただけないでしょうか?
大迫亜希 様
コメントありがとうございます。
光栄です。紙オムツでない生活のお役にたてるなら。
もしかしたら、幼稚園の保護者の方も、おむつなし育児に参加している方がいるかもしれません。
園長先生
ご返信ありがとうございます。
シェアさせて頂きます。
なかの幼稚園在園児保護者の方に、なかの幼稚園の記念誌を見せて頂いたことをきっかけにこのブログにたどり着いた経緯があります。(素晴らしい記念誌で大感動しました!)
排泄自立の遅れ、トイレトレーニングから虐待に繋がってしまうなどの問題は、子どもが本来持っている排泄にまつわる本能や、排泄自立に至る経緯などの正しい知識を得る機会がないことが原因です。このことを一般知識として広めたく思って活動しています。