「育児=ツライ」そんな方のためになかの幼稚園ではこんな機会を作っています!

今、このタイトルでこの文章を読んでみた方。きっと、子育てをしている方でしょう。そして「子育て、ツライ!」と思っていませんか。

実は、多くのお母さん(お父さんも子育てに関わっていたら、「お母さんだけじゃないよ」と思う方もいるかもしれませんが、今のなかの幼稚園の周りでは、圧倒的にお母さんのこの悲鳴が多いので、お母さん、と書かせてもらいます。)がこう感じることがあるのが、今の日本の子育てのようです。

例えば、こんな悩みを聞きましたので、ここでシェアさせてください。

 

 

子育ての悩みを集めてみました!

エピソード1:ちゃんとしなきゃ!私がこの子のことを全部しなくちゃならないのに!と思っていたAさん

コロナの自粛が続いていたころ。園庭開放に親子で遊びに来ていました。(この時は、入園前で、なかの幼稚園の事を知って初めて遊びに来てくれました)

遊んではいても、なにか重たい雰囲気の親子でした。声をかけてみると、

 

Aさん
赤ちゃんも抱え、外で遊ばせるにも部屋で遊んでいるのも御近所の目が気になるし、、、コロナ怖いし、、私がちゃんとしなくちゃいけないのに、どうしていいかわからない、、

*うるさい、など言ってくる御近所さんがいたそうです

 

と話してくれました。そこに、たまたま遊びに来ていた、在園児の親子Bさん。Aさんとおしゃべりしてくれました。

コロナが強烈に怖かったころ、対面で人と会うのがはばかられるような空気があったころなので、ベンチに距離を置いて座りながら、砂場で遊ぶ子ども達のそばでおしゃべり。内容は聞きませんでした。でも、帰るころにはお母さんの顔が少し変わっていました。どうしよう、という顔から、遊びに来てよかったね、の顔になっていました。

Bさんも、入園前には「私がしっかりしないといけない、なのにうまくできない」とたくさん悩んでいた方でした。きっと、だから、お話が続いたんでしょうね。

その後、入園してお母さん同士でおしゃべり出来るようになったそうです。同じ歩きコースのCさんに、子どもがすることを「あんなことも心配。こんなこともしている。これで大丈夫なのか、もっとなんとかしなきゃならないのでは・・。」と悩みとしてお話した時に、Cさんに「Aさんは、Aさん。子どものやっていることを、全部自分に重ねて悩まなくていいんだよ。よくがんばってるよ。」といってもらい、とっても楽になったそうです。

子育ての2~3年先輩のお母さんに話を聞いてもらったり、それでいいんだよ、と言ってもらえるって、ホッとできますよね。Aさん、今は子どもといてもツラくない、楽しいです!と言ってくださいました。

 

エピソード2:お弁当って、そんな感じか!の発見。

入園前「お弁当って、ちゃんとしたものを作らないとならない、大変だな~」と思っていたDさん。

プレクラスにあたる「親子の広場」に通っていた時、在園児のお母さんが「食べられるものが入っていたらいいのよ」というのを聞いて、ホッとしたそうです。

 

Dさん
栄養のバランスとか、見栄えとか、さらにそれをうちの子は食べられるのかな?と思っていたんですけど、子どもが食べられるものを入れればいいのか、と分かってホッとしました

 

なるほど、ですね。Dさんみたいに心配がある人の為に贈る『映えないお弁当、でも、子どもはこれが好き!』の写真を、なかの幼稚園現役保護者のお母さん達が集めてくれました。インスタグラムにあげてますのでご覧ください!

毎日の『映えないお弁当』と『簡単だけど見栄えするワザ』、気持ちを込めた時の『なかの流映えるお弁当』がありますよ!

 

 

「保護者が参加する機会」を作ることで悩みをシェア

ここから、少しなかの幼稚園の事も紹介させてください。なかの幼稚園では、参観など園に保護者が参加する機会を作ることで、

 

「子育て=ツライ。なるべく手間がかからないほうが良い」

↓↓↓↓↓↓

「子育て=楽しいこともある!」

 

こんな気持ちの変化がありますように!と願っています。幼稚園の説明会でお伝えする

 

園長先生
子育ては、つらいだけでも、変わってもらえればいいだけでもないのです。子どものことを知って、仲間が出来れば、子育ては楽しいことも嬉しいこともあります。ここにいるのは、同じ時代に子育てする、仲間同士です。

 

というのは、なかのの卒園児の保護者なら多くの方がうなづいてもらえると思います。

ただ、このなかの幼稚園の取り組みは、誤解も大きいようです。

 

「親が参加する機会が多いなんて、面倒だしムリ!」

 

という声も聴きます。親が参加するがそのままツラさにつながるわけではない、という事を知っていただきたいな~と思っています。

例えば、保護者の方に参加していただいたことでこんな変化があったようです。

 

エピソード3:こどもに上手に伝えるコツがわかった!

Eさんは、お子さんはやりたいことがいっぱいあるエネルギーを持った子。でも、お母さんとしては心配なこともあります。

そんな時、相談を幼稚園に申し込んで、お話しする機会がありました。(この時は、児童発達の専門の先生にも来ていただく機会でした。)

専門の先生「お子さんとは、どうですか?」

Eさん「いっぺんに伝えると、分からなくなることがあるみたいなので、一つずつ伝えるようにしています」

専門の先生「それは上手に伝えていますね。どちらかで、アドバイスを受けたりしたのですか?」

Eさん「幼稚園の先生方がそうしていらっしゃったのを見て、やってみています」

なるほど、幼稚園で子どもと先生がやりとりする様子を見ると、子どもとのやり取りのヒントがわかるんですね。

たしかに、幼稚園の先生は「子どもに伝える事」を仕事としていますから、たくさんの伝える技術を持っています。それに気づいて取り入れられるEさんもすごいですが、幼稚園に来る機会があることの良さを思いました。

 

エピソード4:子どもがどの成長段階にいるのかわかった!

なかの幼稚園では、参観の時に園長や担任などから話があり「今の子ども達、発達でいうとこんなところにいます」「今のクラスはこんな様子です」をお伝えしています。

そんな話をしたあと、年中組のお母さん達から、

 

Fさん
うちの子、最近『やんない』『やだ』ばっかりだったけど、そういう時期なんですね
Gさん
年長組が大変なんだって、思ってました。年中組が大事なんですね

 

と、我が子の様子を照らし合わせての感想をくださった方がいました。そうなんです、発達に必要な時期ってわかると、付き合いやすくなること、頑張りやすくなること、たくさんあります。

「なかの幼稚園って、親が参加する機会が多いから面倒なんでしょ?」という印象をお持ちだった方が感想を寄せて下さったので、ホームページの保護者の声で紹介させていただきました。ご一読いただければ幸いです。

 

 

 

なかの幼稚園ではこんな企画をしています!

「子育て=ツライ」を少しでも和らげてもらうためにも、幼稚園の先生だけでなく、なかの幼稚園のお母さん達も心配に思っていて、こんな企画を立ち上げてくれました。

 

「0歳~1歳のベビーとママのゆるゆる体操とおしゃべりの会」

場所:なかの幼稚園内「親子の広場の部屋」
のびのびゆるゆる体操:整体を基本に、カラダとココロのつまりを解していきましょう。

肩ゆるゆるストレッチ体操:抱っこやおんぶでガチガチになった肩回りや背中のストレッチですっきり!赤ちゃんのそばでゆっくりストレッチしましょう!」

 

詳しくは、ホームページのお知らせに日程などがあります。日程には合わないけれど、興味がある、という方も、なかの幼稚園までご連絡ください。似たような内容で、違う場所や時間で開催していることもあります。

なんで幼稚園なのに、しかも幼稚園の保護者がこんな企画を?という事ですが、ここにはこんな意図があります。

育児が辛い時って、心が固くなちゃった時と、体が固くなっちゃった時。

 

企画者より

「ちょっと聞いてーっ」て気楽に話せて、「うんうん、そうだよね、わかるー」って共感してもらえると、私だけじゃないんだ~って安心できて心が柔らかくなる。

毎日の抱っこやおんぶでガチガチになったママの体。いつも頑張っている体がほぐれたら、また元気が戻る!

コロナで色々心配したけれど、やっぱり会って話せる場所ってとっても必要だと感じたので、作りました。心も体もゆるっとほぐしに、ふらっと来てください。

 

この企画に参加してくださっているお母さん方(ヨガや整体の講師の方や、会場の準備などいろいろ担当してくれる方たち)が、みなさん「第一子の子育て、どこに行っていいのか誰に話していいのか、何をしたらいいのか。不安で不安で仕方なかった。だけど、誰かと話せるようになったり繋がったりできるようになったら、全然変わった。楽しくなったり、あんなにツライものではなくなった。」と言います。

そして、「今、きっとツライ人がいる。コロナならなおさら。そんな人が、ちょっとほっとできるきっかけを作りたくて企画しました。」と、この会を開催してみることにしたそうです。

これを読んでいて、もし「そう!ツライ!」と思った方。ぜひ、おしゃべりに来てみて下さい。この会だけでなく、なかの幼稚園は「土曜日も遊ぼう」や「園庭開放」「マルシェ」など、園外の方も参加できる企画がたくさんあります。

 

 

園長先生のつぶやき

子育てがツライことって、幼稚園がそれを認めていいの?というかもしれませんが、孤立した子育て程ツライものは無いと思います。

ヒトは元々、何人かでつながりながら子どもを育ててきたモノらしく、今の日本の社会の様な生活は、この何十年かの変化によるものであり、子育てに快適なことばかりではない、ということは最近知られてきている所です。

ただ、子育て全てがつらいわけではないと思います。おしゃべりしたりできる人がいる中での子どもとの時間は、楽しいことも沢山あります。幼稚園に来て、親同士のつながりが出来た人たちがそれを実感するので、多くの方が『繋がれる機会を作ろう』と動いてくれるのです。前述の企画、ほとんどは保護者の方がやってくれているのです。

おしゃべりは、ストレスに対する最高の薬だと思います!!

 

 

 

 

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