なかの幼稚園には、お母さんたちのサークルがいくつかあります。その中の一つ「陽だまり食堂」という名前の伝統食サークルからお手紙をいただきました。
いつもは、4月後半の土曜日に「草もちを作ろう」というイベントを開催、そこでよもぎを摘むところから作ってみるんです。そして、その報告をPTA便りに乗せています。
今年は、イベントも開催できなかったのですが、伝統食のメンバーが各自で作ってみて報告をしてくれたのでシェアさせてください!
まずは準備しよう!
では、草もちを作るための準備からですね。
- よもぎ
- 米粉(上新粉)
- お湯
- 打ち粉(片栗粉)
- あんこなど
使う道具は、ボウル、ざる、すり鉢とすりこ木、ふかし器。
では、草もちを作ってみましょう!
まずは、よもぎです。菊の葉と似ていますが、裏が白いのがよもぎです。よもぎはその辺にはえていますが、犬の何かがかかっていたりが心配ですよね。伝統食メンバーは庭に移植してみた、という方も聞きます。
なかの幼稚園では、園庭や畑にはえているを摘んでくるので安心です。春菊で代用できるそうですが、よもぎを摘みたい方、5月半ばくらいまでなら(それ以降は硬くなるので)摘みに来てください。
これは自然園。園庭のブランコの奥・ミカンの木の下にもはえています。摘んできたら、(どのくらい?適当です。)洗って、大きかったら刻み、小さかったらそのまま茹でます。
茹でたら、すり鉢ですります。
いつものイベントだと「よもぎ摘みとすり鉢でする」というのが子どもの出番です。熱心にやってくれるので、とてもいい色になります。
よもぎが準備が出来たら、米粉にお湯をいれ、混ぜてまとめて、ふかします。画像がないのですが、イベントでは幼稚園のおおきなふかし器でふかします。ふかす時に、火の通りやすい形がいいです。幼稚園では、握った形や平たくしてます。慣れてきたら、ふかしている間によもぎの準備ができますよ。
ふけたら、すり鉢でよもぎと合わせ、よくこねます。最初はすりこ木を、冷めたら手を使ってよくこねます。
こねたら、形にします。ここも子どもの出番ですね。
形になったら、出来上がりです。
かんたんなのは、お団子にして、あんこを添える。きな粉もいいですね。あんこを中に入れるのは、上新粉なのでちょっとコツがいります。気長にトライしてみてください。
「陽だまり食堂」メンバーの工夫も紹介!
焼く。これはおいしいですね~皮に砂糖をいれると柔らかいのが続きますが、砂糖なしだとすぐかたくなります。そんな時に、ちょっとあぶると、また別の楽しみですね。
すあまと組み合わせて、二色団子!これは技ありですねぇ。すごいですね。
園長先生のつぶやき
伝統食。前の園長先生の時から始まったサークルです。毎年、この草もちからスタート。梅干しや味噌づくりの日本の伝統食から、その時のメンバーの企画までいろいろ楽しく作って下さいます。
以外と、やったことがない!という方も多い、昔からの食作り。やってみると、そんなにむずかしくないですよ。やってみる機会があれば…という声にこたえての陽だまり食堂です。
なかの幼稚園のお母さんたちの創意工夫のすばらしさ!今回もアレンジの楽しさに光ってますね。他のサークルのみなさんの活動もいつか紹介出来たらと思います!
ヨモギの草餅はとても懐かしいです。
最近は安全な野草が少ないので園や畑での栽培は良いことだと思います。
野草なのに管理しなくてはならないのが寂しいですが・・・
以前は、山の下草をかまどに使ったり、落ち葉を畑の肥料にすることで山を管理し、
竹林も竹をカゴや畑の支柱に使い、タケノコを食料にすることで管理できていたのに
いまは、製品を購入してしまい自然を利用しなくなってしまっています。
自然のものを利用することで管理する。究極のエコだと思います。
伝統食もエコの一つだと思います。
これからも続けていってください。
コメント、ありがとうございます。ご近所の方ということで、いつもお世話になっているかもしれません、それも重ねて感謝申し上げます。
身の回りのものを使うことでより良くする。本当に、ちょっと前の生活は持続可能な生活ですね。いまは中々、周りと生活が離れてしまいますが、少しでも自分の生活が自分達の手でできること、体験できるようにしていきたいです。
もうすぐ、畑のイチゴも、木のさくらんぼもなります。早く、子どもたちと一緒に園庭でそんな事を日々感じられる生活が戻りますように。
園長 高橋詩子