今回は、なかの幼稚園にかかわってくれる人の紹介をしてみようと思います!
いろんな方が、ボランティアで関わってくれているなかの幼稚園ですが、一回目は毎年ドッグショーを開催してくれる方をご紹介します。(ほかの方も、そのうち紹介したいな~と思っています)
6月、ドッグショーがありました!
毎年(中身がかわりますが)、ドッグショーを開催してもらっています。
犬が大活躍!!タッチタイムもあり、犬を飼っている子はもちろん犬に触れてゴキゲン、普段周りに犬がいない子もおっかなびっくり触りに来ます。
このドッグショーを企画して、実行してくれるのが元保護者の方。一緒に来てくれる方も含め、ほぼボランティア。
普段の仕事もある中、この時間を創り出してくれるのはなぜ??訊いてみました。と、その前に、一緒に来てくれる仲間の方も紹介します。
「サニーサイドドッグズ」の伊藤さん
「サニーサイドドッグズ」という、犬のしつけ教室・ドッグダンス講習をやっていらっしゃる、伊藤さん。ボーダーコリーのサニー君や以前はこてつ君を連れてきてくれました。
ドッグダンス、という犬と一緒に踊るという競技で、世界大会に出場する実力の方です。本っ当に、すごいですよ。
以前、「日本のサラリーマンの一日」というテーマの演目を見たときに、犬好きの職員と私とで「犬との信頼感、すごい・・!!」と感動してました。
その他の演目ももちろんすごいです。幼稚園児が200人越えでワーワーいうような会場で、演技できるって、普段から築き上げた信頼によるものですよね。色んなタイプの教室やイベントもやっていらっしゃるそうです。
園児のみんなには、犬と人は仲良くなれることをお伝えしたいと思ってドッグショーにお伺いしています。
ショーの最中の子供達のキラキラした眼差しや、犬におっかなびっくり触れてから笑顔になってくれる姿がとても印象的で、犬に興味を持ってくれることがとても嬉しいです。
「たまとポチ」の斎藤さん
「たまとポチ」というペットフードやグッズを扱っているお店の斎藤さん。
スタンダードプードルのピュアティちゃんたちを連れてきてくれます。スタンダードプードルって、町ではなかなか見かけないだけに、ここで会えるのが楽しみなんです。
トリミングサロンなどもやっているそうです。フードなどの取り扱いは、かなりの物だそうです(すいません!私(園長)まだお店には行ったことがなくて。バスは毎日近くを通らせてもらってます!)
ペットの食事を大事に。そうですよね。私が良いなと思っているのが、生体販売はしない、という所。犬や猫の事を本当に大切に思っているのが伝わります。
元気いっぱいの園児たちが、喜んでくれて犬を好きになるいいきっかけになれると感じました。
これまでもドッグショーをきっかけに犬を飼ってくれて、今でも常連さんとして来店されている方がいらっしゃったり、何よりも動物に興味を持って、動物にやさしくできる園児が増えてくれたらうれしいです
ドッグショーを主催してくれる秋永さん
さて。いよいよ、主催してくれる、秋永さん。普段は犬とは関係ないお仕事です。
元々は、保護者でした。犬との関わりは、ある日、河原で「ディスクドッグ」という、ディスク(フリスビー)を投げて犬が取って来るのをやっている方がいて、それに興味を持ったところからが始まりだそうです。
その後、西武ドームでのドッグショーなどに参加するなど、いろんなところで競技やショーに参加してきたそうです。
その中で、「競技ではなく、もっと、ショーとして楽しめる、お客さんが楽しめるものをやってみたい」と思った時に、前の園長に打診したところからなかの幼稚園でのドッグショー開催が始まりました。
秋永さんから幼稚園でのドックショーの感想
やってみての感想は、
だそうです。たしかに。子どもはつまらなくなると、座っているところで砂いじりが始まって明らかに見ていないですからね。でも、だからこそやりがいもある様子。
というプログラムにしてくれたそうです。たしかに!コンパクトで、分かりやすく、楽しかったです。
おて、おすわり、が犬のできる限界値と思っている人には、犬とはそれくらいしかできないと思ってずっと過ごすでしょ。
でも、こんなこともあんなこともできると知っていたら、そうやって過ごせる。限界を、自分で決めつけないでほしい。
怒って、『ここにいろ!』っていさせると、犬は『こわいなー』って、逃げたくなっちゃう。『ここにいてね、あとでいいことあるよ!』っていさせると、犬は『なにがあるんだろうー、たのしみー』って喜んでそこにいるんだよ
最後は足の上に立つとか、背中に乗るができるようになる。少しずつできるところから伝えていくって。
遠足に行くとき「先生があつまれーって言ったら、あつまれる?それが出来たら遠足にいけるよ」ってできることからやって積み上げているのを知って、ああ、そうやるんだなって。
犬はそれぞれ違って、その犬その犬の個性があるけど、向き合っていればいつかかならずパチっと合う時が来る。何年先かわからないけど。
子どもで言えば、幼稚園は卒園しちゃうけど、親はずっとその子と付き合うから、幼稚園で向き合ってくれたことをうけとって、ずっとやっていけば、なんでもできると思うよ。
この幼稚園は、「こどものやりたい」というのをやれるようにしてくれる。主体性を生むためのトレーニングをしてるってことだよね。
やりたいってことがわかれば、なんでもできるよ。親はそれを支えるんだよね。犬も、その犬が何をやりたいか、抽出してあげて、待ってあげると、自発的に考えて動くようになるんだよ。
園長先生のつぶやき
と、いうわけで。ドッグショーの話から、犬への伝え方、そこから子どもを支える親の話まで広がりました。
話を聞くときには、犬とドッグショーについてのお話を伺うつもりでいたので、こんなにも幼稚園の事を考えてくれているとは思っていませんでした。
幼稚園の子どもに対する向き合い方を評価して下さっていて、ありがたいと思いました。
ここで、この子どもを支える親の話に説得力があるのが「うちの子に勉強しろって言ったことないけど、自分で考えて動いて、高校行ったからね」という高校が、都立のそれなりに勉強していないといけない学校だってことです。
「家族もね、普通にありがとう、とか、そういうのは伝えてるよ」という秋永さん、犬にしても人にしても、いい関係を築くこと、信頼しあえることが大事っていうことがよくわかりました。
いや~、こんな人達が幼稚園に関わってくれているって、嬉しいです!