10月後半は、各学年が遠足に行きます。年長、そら組は、八王子が誇る高尾山に登ってきました。
今年は、例年よりすいているのかな?と思っていたら、夏前に自粛があったせいなのか、日本遺産登録のせいなのか、かつてないほどの混雑でした。びっくり。
団体は少なく、個人の登山客でいっぱいの高尾山、人気を感じました。そんな中、元気に登ってきましたよ!様子をお便りから紹介します。
登ってきました!高尾山
秋らしいお天気の中で、無事に登って来ることができました。一般の登山客の方も結構いらっしゃり、さすが高尾山だなーでした。
帽子の色は、ほとんどの子が白の中、若干名緑帽子の子もいて、どうなるかな..と思っていた担任もいました(^ ^;)
というのも数日前….。みんなで高尾山に遠足に行こう!と話題にしたときに、天狗の話がありました。
それは、高尾山には天狗が住んでいて、天狗になるための修行をする子どもを募集しているというもの…
修行に行きたい子は色帽子を緑に、行きたくない子は白にしておくと、天狗がわかりやすくていいそうです。今年は「天狗の修行する!」の子達はどのくらいいるかな?…と思いながらの遠足へ出発!でした。
高尾山の稲荷山コースは、登りはじめから休憩所の東家までがかなりキツイ山道です。
とくじけ気味の声もありつつ、カバンにつけた地図を見ながら「今ここら辺かな?」と確かめたり、木の根っこや岩などのでこぼこ道、ぬかるんだチョコレート道(数名転んだ子も(><))に手こずりながらもみんな頑張って登ったなーと思います!
途中、赤い印を見つけて、
と想像を膨らませながら登るのも楽しそうでした。 先頭の秋山先生を抜かさなければ、自分のペースで登ってOK。速くても遅くても自分のペースで登りきれば花丸です!
最後のながーい階段を登り切れば(これがキツい(><))頂上です!先についていた子達から「頑張れー」と応援してもらって、最後の力をふりしぼりました。
高尾山頂上&下山、、、そして天狗と遭遇!?
頂上では、お弁当を食べたり集合写真を撮ったり。食べ終わったら、走り回って元気に遊ぶ子達もいました。(他のお客さんの迷惑にならないように注意しながら..!)
下山の道のりは、しつこいくらい天狗の話。(ついおどかしたくなる先生達です(^ ^;))
などなどの話に、それぞれの想いをめぐらせて…。途中「修行に行く!」と決意が固い子のいるクラスは、どうする、どうする…と真剣な話し合いをしていました。
薬王院&大きい木&ケーブルカー
薬王院の場所では、ほら貝を吹きながら列を組んで歩くお坊さんを見たり、いくつもある天狗のの像をまじまじと見て、からす天狗と大天狗の違いに気がついたり、四天王像を見たりしました。
ケーブルカー乗り場までの道のりは、てっぺんがみえないくらいの大きい木がたくさん。さすが高尾山!「天狗の腰掛杉」や「たこ杉」を見たり、108階段を数えながら下りたりしたのも楽しかったです。
最後は、なかの幼稚園貸し切りのケーブルカー「あおば号」に乗車!ガタンっと動き出すと大騒ぎのみんなでした♪「疲れたけど、楽しかった〜!」そんな声に凝縮された秋の遠足でした(^ ^)
園長先生のつぶやき
みんな、結構早めのペースで登っていくんですよ。もう、年長は、しっかり体力もある。頼もしいですね。
今年、「天狗の修行に行く!」と固く決心していた子たちもいて、その子たちは帰ってくるのか?もしかして修行に行くために山に残るのか⁉とハラハラしながら登ったクラスもありましたよ。
すれ違う普通の登山客の皆さんには、なんでこの幼稚園は泣き顔で登っているのか?不思議に思った方もいたかもしれませんよね…。
後日、クラスのみんなで一枚の大きな「高尾山の絵」を描きました。大きいので、上履きを脱いで紙に乗って描きます。各クラス、思い思いの絵が詰まった、にぎやかな高尾山が出来ました。
この絵、一部の個人の絵と共に(一部、なかのは他のテーマの絵を選ぶ子もいるからです)12月5日、6日にある「生活展」でご覧になれます。お楽しみに~
でもね…そのためには修行をしなくちゃいけない。修行に行ったら、小学校3年生まで家には帰れず、お父さん、お母さん、兄弟達にも会えないんだって…