前回からお話ししているもり組の劇練習「てぶくろ」も楽しいのですが、もう一つの劇「がらがらどん」もあります。
こちらは、どちらかというとしっとりとした話の「てぶくろ」とはまた違い、戦うシーンのあるお話。話は単純なようですが、実は読み取れるところはたくさーんあるんです!
「3びきのやぎのがらがらどん」を読み始めました!
てぶくろのお話を読んで沢山楽しんだので、新しいお話〝3びきのやぎのがらがらどん〟を読み始め、楽しんでいます♪
てぶくろ同様にたくさん不思議なところがある本です。みんなでいろいろな発見をして楽しんでいますよ♪
《まずは、ちびやぎの発見?》
《おっと!2番目やぎの発見》
「おっと!」が楽しくて、2番目やぎも人気です♪
《3番目やぎも発見!》
《他にも..こんなことも!》
と、橋を渡り終えたやぎたちの発見も!
と実際に自分たちが太ったやぎになるにはどうしたらいいか考える姿もありました♪
《ついにトロルの発見!?》
子供たちが集まって作っていきました♪
こんな発見も!?
その後、絵本の絵を見て、3匹のやぎ達が橋の前にいるところを見て、「やぎたちなにか話してるみたい!」と発見!
など、こうかな?と話したりもしました。こんな様子で絵本の不思議なところを見つけ、楽しんだり、表現してみたりしています♪
草を食べる〝山〟を作ろう!
「緑で塗りたい!」「木もあるから木もつけよう!」と作っていきました♪草を食べる〝山〟が出来たところで。「やぎはどこに住んでるんだろうね?」すると、「山だよ!」との声!
実は「山に登る途中の谷川に橋があって…」という部分を読み、「谷川って?」と考えたことがありました。「〝たに〟っていう名前の川だよ!」なんて意見もありましたが、絵本の絵を見て、こうなってるんだ!という話をしていたのです。
それを覚えていての「山だよ!」でした。やぎの住んでる山はどうやって作ろうか?と話した結果、壁に山の絵を貼ればいいんじゃない?となり、みんなで描いています♪
さらに、後日、絵本を読んでいくと、またまた新しい発見が!?
もう一度、がらがらどんの絵本を読んでみた時のこと。
さらに、
絵本を見てみると、トロルと大ヤギの戦いのシーン、一部の橋が壊れてる?白っぽくなってる?ところがあります。子ども達曰く、戦いによって壊れたとのこと!
ということで、
- チビヤギが行った後、トロルは橋の下に隠れる
- 2番めヤギがガタゴトと渡り始めると、また出てくる(橋の上に手と足を乗せて)
- 帰り道、橋が壊れている所はジャンプして帰る
ということになりました。
その後から、帰り道、橋は1か所ジャンプして帰っていたのですが…んー。でもみんなの使っている橋は壊れてないから…分かりづらい。
と茶色の画用紙をこっそり戦いの終わりに橋に貼る作戦をやってみてくれました!なかなかいいね!
「絵の中にいない⁉」というところから、本当によく考えていきましたね。この後日、二つのシーンはさらにみんなで考えられて、
ということで、二番目のヤギは「かた、こと」と音をさせながら橋を渡ることに。
また、橋の壊れたところについては、「茶色の紙だと壊れたように見えない!」というところから、
と試行錯誤の末、戦いの後に橋が壊れるという表現が完成しました。そして、ここを通るときにピョンっと跳ぶヤギたち。この日、ふと言っていた「ジャンプして帰ったんだ」を皆がよく分かったんですね。すごいですねぇ!
園長先生のつぶやき
最初は、お話の流れが気になってわくわくハラハラしながら聞くのですが、何回か読んだり(何回も読むんです!それが大事)友達の発見を聞いたりしているうちに、最初は気付かなかったことに気付いていきます。
ヤギたちが「話してる?!」や「こわいよ、って」など、絵の表情なども読み取っていきます。よく細かいところに気が付くな、と感心します。