皆さん、久しぶりにお手紙を書きます。
5月25日からの分散登園から、〝なかの〟の日常に向けての動きが始まりました。
子どもは新型コロナにはかかりにくい、かかっても重病化にはなりにくいという、小児科や感染症のお医者さん達の主張を受けての出発でした。
そうですね。子どもに大切なのは園に行くことで、友達との集団生活をすること。その中で、
- 親から離れて自立への歩みを進めること
- 自分の思いを先生や友達に出すこと
- 相手の思いや主張に耳を傾けること
- みんなで力を合わせて何かをやり遂げること
これらがとても大切と思われた御家庭の支持があっての、なかのの保育の流れができたこと。御家庭の協力と御支持に感謝です。
4・5月の自粛生活の中で、どんな日常を過ごしていましたか?
私は浅川や川口川の近くを通りかかった時に、大勢の親子が川で遊んでいたり、散歩をしたり、自転車に乗っている姿を見て、
とたくましさを感じました。体を動かすこと、外で太陽を浴びた生活をすることで、親子共に心身を健やかに保っているんだなと感じたのです。
自粛という言葉にとらわれず「事の本質を考えて生活を作れること」ここが大切ですよね。
このコロナ禍の中で何が問われているんだろう、ではこの中で何を大切に生活して行くといいのかを考え、実行していくみなさんの力強さに拍手です。
病気を恐れて萎縮してしまうのではなく、病気にかかる人、かからない人がいる。ではどうしていくか、免疫力を高めること。そこがポイント。消毒などの薬に頼りすぎると、人間本来が持っている、常在菌を少なくしてしまう。このあたりも考えながら生活していけるといいのですね。
最後に…
先日、テレビを見ていて〝辺見 庸氏〟が出ていました。哲学者の話をあげていました。
哲学、人間の〝叡智〟ですね。今のコロナの現状を見る時に哲学という視点があると、生きるということ、生活していくことに、明るい光が差し込んでくるなと感じました。