なかの幼稚園では、もうすぐ運動会。年長、そら組では毎年、白熱したリレーがあります。なかの名物のひとつでしょう。そんなリレーの様子を、お便りから抜粋&編集してお届けします。
まずは、リレーの人数を合わせるところから?
リレーが始まった頃は、走った人はまた列に並び直して順番が来たらまた走る。終わりのないずっと続くリレーで走ること自体を楽しんでいました。
しかし、ずーっと走っているといつになったら終わるのか分からない!という事で、「1人1回走ったら終わりにする!」という、終わりがわかるリレーになっていきました。
リレーはクラスの中で白チームと黄色チームに分かれて行います。白チームがいい人は白チームへ、黄色チームがいい人は黄色チームへ並んでいくのです。なので…大幅に人数差が…(^^;)
気がついている子もいるはずですが、人数差よりもやるぞー!の雰囲気で、そのままスタート!
すると…圧倒的に人数が少なかった白チームが先にゴール!沢山残っていた黄色チームは、一緒に走る相手が居なくてあれ..?という様子。
そこで気づいた子ども達…
そして..『白チームと黄色チームで人数が一緒じゃないと!』と気がついたのでした(^ ^)
さぁ、人数を揃えて仕切り直しです!
黄色チームと、白チームに分かれて、前回話題になった人数も合わせました。この日は、お休みがいて、ちょうどに分かれるには一人足りず‥。「先生が入ればいいよ」の声から、先生も参加して同じ人数の2チームに分かれました。
運動会に向けて子供たちで作戦会議!?
これ大事だね、と「最後までバトンをつなぐ」の作戦を振り返りました。仲間が頑張っていた姿をよく見ていて、言葉にしてくれていて、素敵だな~と思いました。
名前を呼ぶ作戦も考え付きました!さらに、
と聞いてみると、
本気の気持ち、なんだか大切みたいだね。と、紙に残しておきました。本気の走りって、どういうはしりのことかな?と、またみんなで話題にできたらいいなあ・・。と思っています。
園長先生のつぶやき
「運動会で見せるためにリレーをするのではない」というなかの幼稚園が取り組んでいるリレー。
その理由の一つには、リレーの真剣勝負をする中で、仲間のこと、自分のこと、リレーのこと、たくさん見てたくさん考える。そのためにリレーを走るのだろうと思っています。
この日も、転んでしまった子のこと、その様子、その気持ち、それを言葉にしてみたり考えてみたり。転ばせてしまった子も、自分のことを言葉にしてみたり。
他にもたくさんたくさん考えていました。気持ちや考えを言葉で表したりやり取りしたりできるって、さすがそら組ですね。
リレーの取り組みの間に、そら組はぐん!と走るのが早くなります。でも、心もきっとぐん!と大きくなっているでしょうね。
ホールで、竹馬・天狗げたを練習して、歩けた分だけ記入している練習ボード。